エコキュートの電気使用量の計算 ・・・ タンクの断熱材追加の効果検証

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はじめに

電気代の節約のため、エコキュートのタンクを防寒対策をしてみました。
エコキュートの電気使用量を計算して、その効果を検証してみたいと思います。

エコキュートって、かなり電気代がかかってそうですが、どれぐらい電気代がかかっているかよくわからないので、そこも含めて検証です。

電気使用量の測定ですが、エコキュートは電圧200Vで動いていますし、配線も直結でコンセントも無いようです。そのため、後付けのワットメータで測定することはできません。
そこを費用をかけずにざっくり検証してみました。

東京電力エナジーパートナーのくらしTEPCO web の機能を使います。

そのwebデータを使うことで、大まかではありますが、電気使用量の変化を見ることができました。

この記事では、そのやり方を書いていきたいと思います。

結論は、エコキュートタンクの防寒対策は、ごくわずかな効果はあるかも・・・ でした。

やり方

お金をかけずにやってみます。

前提条件

電気メーターは、スマートメーターがついていて、Webで30分毎の電気使用量が見えるようになっている必要があります。
東京電力はすべてスマートメーターになっているようです。
あとは、くらしTEPCO web に申し込めば見れるようになります。
他の電力会社も似たようなサービスがあるのではないかと思います。

概要

エコキュートが動いている時間帯の電気使用量からエコキュート分の電気使用量を計算してみます。
そのため、できればエコキュート以外の家電は動かない方が良いです。
あと、お湯の使い方も日々同じの方が正確な電力量が測れると思います。

電気使用量の読み込み

くらしTEPCO webにログインして、時間別の電気使用量を表示します。
そうすると、30分毎の電気使用量が棒グラフで表示されますので、グラフから読み取っていきます。

我が家のエコキュートは、深夜電力でのみ沸き上げをする設定としています。
グラフを見てみると、だいたい0:00ごろから2:00ごろまで電気使用量が多いので、これがエコキュートでの沸き上げと思われます。
たまに、23:30ごろから電気使用量が多くなっている場合もあるので、読み取る時間帯は、23:00~3:30までとしました。

集計

Excelを使って、データを集計していきます。

前日の23:00~23:30のデータと、当日の0:00~3:30までの電気使用量を一日分として合計していきます。
ピボットテーブルの機能を使うと楽に集計できると思います。
あと、特に家電が動いてない時間帯の待機消費電力を確認します。
我が家は、おおむね0.1kWhが各30分の間に使用されているようなので、その分を引いておきます。

また、グラフには、気温が記載されていますので、その数値も読み取っておきます。

地道な計算をしていくと、エコキュートの電気使用量は、平均すると1日4~5kWhぐらいですかね。
夜トク8の夜間21.16円で燃料調整費を無視して計算すると、85~106円ぐらいになると思います。

電力量の比較

これらのデータから、気温と電気使用量の関係を示したグラフが次のものになります。
横軸は前日の気温、縦軸は23:00~3:30までの電気使用量の合計です。
待機消費電力分は引いてあります。

グラフを見ると、やはり気温が高いほど電気使用量は減る傾向はあるようです。
夜中にお湯を沸かしている時は効率が良いでしょうし、沸かした後も冷めにくいからだと思います。

断熱材ありとなしとの差ですが、Excelで近似直線を引いてみると若干、断熱材ありの方が消費電力が少なくなりました。
かなりばらついている中ですので無理やり感があります。
その差としては一日当たり、0.3kWh程度です。
電気使用量のばらつきに比べてごくわずかなので、これをそのまま信じることには正直疑問を感じます。


ちなみに節約額をあくまで参考に計算してみました。
夜トク8の夜間21.16円で燃料調整費を無視して計算すると、1日6.35円、1ヵ月で約190円の節約となります。
電気量の値上がりに比べたらごくわずかですね。

測定精度を上げるためには

今回のやり方だと、毎日のお湯を使う量や時間の違いが誤差として現れます。


我が家の場合は、お風呂に入る時間もばらばら、日によっては人数まで違ったりします。
その結果が、電気使用量のばらつきとなってい出ていると思います。
精度よく測定するには規則正しい生活をしている時のデータを集める必要がありそうです。

さいごに

エコキュートの電気使用量を測定してみました。
その結果から、エコキュートタンクの防寒対策の効果を見積もってみました。


ひいき目に見てごくわずかな効果があるかも・・・という結果でした。


差がわずかなので、エコキュートタンクの防寒対策をリスクをとって改造するぐらいなら、お湯の使い方などの工夫での節約を検討した方がよさそうです。

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