はじめに
インクジェットプリンター使ってますか?
自宅でコピーもできて、PCやスマホからすぐに印刷できるのでとても便利に使っています。
でも、インクはすぐに無くなるし、高いし、そのあたりは残念ポイントですよね。
私の使っているキヤノン製のTS5430は、インクジェットヘッドとインクタンクが一体型となっているもので、替えのインクは5,000円ぐらいとなかなか高価です。
しかし、そのようなタイプのものでも、つめかえインクなるものがあるではないですか。
今回は互換インクで、インクのつめかえにチャレンジしてみました。
この記事では、実際にインクのつめかえをするときの様子が分かります。
ちょっとした工作が平気な人にはお勧めです。
チャレンジしてみたい人の参考になれば幸いです。
やり方
購入した物
購入した互換インクは、こちらです。
サンワサプライの、INK-C360B60S、INK-C361S30Sです。
ブラックとカラー用です。
2つで3,000円ちょっとで、10回分あるようです。
激安です。
下準備
必要なものはほとんどつめかえインクのセットに入っています。
自分で準備が必要なものは、汚れ対策のモノです。
インクが飛び散っても大丈夫なように新聞などの敷くものと、ティッシュペーパーなどインクをふき取るものです。
もし、カートリッジのケースがあれば、カートリッジを入れて作業ができるので汚す確率を減らせると思います。
インクタンクへの穴あけ
作業自体はマニュアルの通りに進めます。
まずは、インクタンクにドリルで穴を開けます。
どこに穴をあけるかは、ガイドシールを貼り付けて位置を確認できるようになっています。
でも、ガイドシールは1枚しか入っていませんでした。
なので、一片のみ貼り付けてドリルで軽く穴をあけて、ガイドシールは使わず戻しておきました。
ドリルでぐりぐりと穴をあけていきます。
それなりに時間がかかりますが、最後は予告なく「ゴンッ」と貫通してびっくりします。
穴をあけるときに出る削りカスは、取り除いてきれいにしておきます。
カラーのインクタンクも同様です。
ガイドシールにしたがって、同じように穴をあけておきます。
インクの注入
あけた穴からインクを注入していきます。
ブラックインクですが、ちょっと入れたらすぐにあふれてしまいました。
粘度が高いようで、なんだか入れずらかったです。
あふれたインクをふき取ったり、ヘッドの余計なインクもふき取ってから穴をシールで塞ぎます。
カラーも同じようにインクを入れてきます。
カラーインクは色を間違えないように注意して進めます。
間違ったら、そのインクタンクは使い物にならなくなりますね。
インクをつめた感じですが、カラーの方はスッと入る感じでがやりやすかったです。
インクはとても注意していても、周りに飛び散るようです。
注意していれば、ボッタリとつくことはないと思いますが、細かい飛び散りは防ぐのは難しいそうです。
必ず、新聞紙などを敷いたうえで、手袋を付けて作業しましょう。
プリンターへのセット
穴をシールで塞いでから、プリンターにセットします。
マニュアルによると、強力クリーニングを実施する必要があるようです。
プリンタ本体やスマホやPCから指示をして実行します。
結構待たされますし、その間インクを捨てられてると思うと嫌な待ち時間ですが、しょうがないですね。
テスト印刷
それが終わった後は、ヘッドのノズルチェックパターンで確認してみます。
マゼンタ、イエローは、スジスジです。
そのまま、もう一回、ヘッドのノズルチェックパターンで確認してみますと、イエローは良くなったけど、シアンはなぜか悪くなって、マゼンタはちょっと良くなってますね。
さらにもう一回。
まぁ、ほぼOKです。
もし、うまくいかない場合は、強力クリーニングを繰り返して行うことになります。詰まったままだと、どのみち使い物にならなくなるので、躊躇なく行った方がよさそうです。
結局、この後、何度か強力クリーニングを行って完全にきれいにしました。
色味とかは、正直違いが分かりませんし、期待もしていないので十分かと思っています。
費用比較
純正インクカートリッジと、つめかえインクでどの程度費用が違うのかを計算してみました。
同じインクタンクに、3~4回つめかえができて、合計10回つめかえることができるらしいです。
今回は、4回のつめかえ限度を超えたときに、純正のインクカートリッジを購入している例で、インクを使い切るまでの計算です。
値段は、つめかえインクは、ブラックと3色カラーで、3,300円。
- INK-C360B60S 1,480円
- INK-C361S30S 1,820円
純正インクは、Canon 純正 インクカートリッジで、4,482円で計算しています。
- BC-360 (ブラック) + BC-361 (3色カラー) セット 4,482円
12回のインク交換(つめかえ)で、純正インクカートリッジは、約54,000円、つめかえインクは、約12,000円で、40,000円以上の差が出ます。
実際は、1年で使い切ることを推奨されもいますし、ここまでうまくはいかないとは思いますが、相当の節約にはなりそうです。
さいごに
インクジェットプリンターのインクをつめかえてみました。
ちょっと穴あけは手間はかかりましたが、一度開けてしまえば、4回程度は詰め替えできるようなので、頑張る価値はあると思います。
費用もかなり安く抑えられるので、印刷やコピーを気兼ねなく使っていけるので良かったです。