中空ポリカで結露の無い内窓を作る

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はじめに

結露 → 窓枠べちゃべちゃ → カビ発生 で悩んでいませんか?
うちもそうでした。
たとえペアガラスの窓でも、閉め切った冬の寝室では朝になるとしっかり結露して、サッシの窓枠から流れ出した水が周りの木枠を濡らしダメージを与えていました。

中空ポリカで内窓を作ったら嘘のように結露がなくなりました。

中空ポリカは、段ボールのような中空形状を熱伝導率の低いポリカーボネートを使って作った板なので、断熱性が高いようです。

今回は、結露の無い内窓を、カッターナイフとノコギリとメジャーと定規代わりの板といった少ない工具で作ることができました。

この記事では、材料と寸法きれいに作るコツを紹介していきます。

結露の無い内窓を目指して、参考になれば幸いです。

やり方

中空ポリカを使った、内窓を作っていきます。

準備するもの

材料

・中空ポリカ(ポリカボード) 4mm厚で3×6尺 (910mmx1820mm) 透明
 できる限り、反っていないものを入手しましょう。
 お店で立てかけてあるものは、反っているものが多いです。
・光モール ガラス戸レール3上 溝の幅は4.6mm
・光モール ガラス戸レール3下 溝の幅は4.6mm
・貼って剝がせる両面テープ
・マスキングテープ

こちらは参考↓

工具

・カッターナイフ
・メジャー
・プラ切断用のノコギリ
・定規 または、定規代わりの真っすぐな長めの板や角材
・カッター台代わりの段ボール

出来上がりイメージ

すっきりとした見た目になるように気を付けました。

ポリカ窓を閉めたときのイメージです。

外側から、左の窓、右の窓、右のポリカ窓、左のポリカ窓となります。

ポリカ窓を開けた時のイメージです。

左のポリカ窓を右にスライドして開けることで、窓のクレセント錠を開閉できます。

そのためには、ポリカ窓の幅を、サッシ窓の幅と同じにそろえておく必要があります。
こうすることで、クレセント錠のレバーの可動部がポリカ窓と干渉することがなくなり、窓とポリカ窓との距離を最も近くできるので、見た目もかなりすっきりします。

あと、中空ポリカの厚さは4mmに対して、レールの溝は4.6mmなので、余計な部材は無くてもすっきりとおさまりが良いです。

採寸

ポリカ窓の大きさを決めるために採寸していきます。
高さと幅をメジャーで測ります。
高さは、図のように、H1、H2、H3の3箇所測ります。

窓枠は歪んでいることがあるので、念のためです。
中空ポリカ窓の高さは、H1、H2、H3の高さから5.8mm引いた高さになります。
幅は、サッシ窓の幅と合わせます。

ポリカ窓とそのレールの寸法関係は図のようになります。
5.8mm = 1.3mm + 4.5mm です。

このような寸法とすることで、ポリカ窓を無理なくはめることができ、はめた後は、ポリカ窓とレールは適度なオーバーラップが得られます。

寸法は、先にレールを設置してから図の H を測定する方法でも良いと思います。
ポリカ窓の高さは短すぎるとその窓は使えなくなります。
カットする前によく確認しました。

カット

中空ポリカを決めた寸法にカットしていきますが、その前に注意点です。

私の購入したた中空ポリカは、紫外線カットの加工がされていました。
片面のみなので、その面を外に向けて使うのですが、そのマークが一カ所にしかありませんでした。
カットしてしまうと、そのマークがないエリアは、どちらの面か分からなくなってしまいます。そのため、保護フィルムに適当に 外 とか、複数個所にマークを入れておいた方が良いです。

カットは窓の高さに関してはしっかり寸法に合わせてカットしましょう。
繰り返しになりますが、高さは短すぎると使い物になりませんので特に注意です。

段ボールを敷いた上に中空ポリカをおいて、しっかりと定規(板など)を押さえてカット線は引いてから作業をしました。

手でカットしますから若干なりとも曲がったりします。そのため、もともと機械でカットされている部分が下レール側になるようにカットしました。

あと、カッターナイフはよく切れるものを使います。
力業で一度に切ろうとはせず、丁寧にスジを何度も入れて行く感じです。
段ボールを切るときに近い感じです。

ポリカ窓の加工

カットした中空ポリカ板ですが、密閉度を上げたかったのと、中空部分にゴミが入ると嫌だったので、端面にマスキングテープを貼って縁取りしています。


遠目には、すっきりした感じとなり良いです。
耐久性が若干心配ですが、最悪剥がせばよいかと。

レールの設置

レールを取り付けます。
中空ポリカのカットの前にしても良いと思います。

レールのカットはカッターナイフでもできなくはないですが、プラスチックでも切りやすい目の細かいノコギリがあると楽です。
レールは貼って剥がせる両面テープで貼り付けたのみです。
場所は、サッシのレールを基準として、添わせるように貼り付けました。
そのため、サッシのレールが曲がったりしなければ簡単です。

もし、サッシのレールが曲がっていたり、イレギュラーなことがある場合は、ポリカ窓のレールがまっすぐになるように貼る必要があります。

そうしないと、開け閉めの時のスムーズさに影響が出ます。
よく観察してしたうえで、丁寧に作業をします。

上側は、ガラス戸レール3上、下側は、ガラス戸レール3下です。

私は左右もレールを付けました。ガラス戸レール3上を使いました。

左右については、ガラス戸レールがあった方が見た目がきれいになると思います。あと、窓枠のゆがみや、中空ポリカのカットが歪んでいたら、中空ポリカと窓枠との間に隙間ができることになりますが、ガラス戸レールがあれば隠せるのできれいに見えますし、密閉性も上がると思います。
上下のレールと、左右のレールの溝の位置を丁寧に合わせておく必要がありました。ずれるとスムーズに閉まってくれません。

もしかすると、左右のレールはガラス戸レール3上ではなく、ガラス戸レール3下でも良かったかもしれません。違いは溝の深さです。ガラス戸レール3上は、レールとポリカ窓のオーバーラップ量が多いので、密閉度も高くなりますが、水平方向のレールと、垂直方向のレールの溝の位置を合わせるのがシビアになります。

ガラス戸レール3上と、ガラス戸レール3下

中空ポリカ窓の取り付け

ポリカ窓を取り付けていきます。
寸法が狙い通りなら、ポリカ窓の上側からレールに付き当てで入れれば、下側はギリギリレールの上に持ってこれるはずです。そこから下側に下せば良いはずです。

若干、大き目の場合は、軽くしならせて取り付けました。
そして、スムーズに動くか確認します。
左右のガラス戸レールの中までスムーズに閉まるか確かめます。
スムーズに閉まらない場合はレールを剥がして微調整しました。

取っ手ですが、めったに開けないのでいらないと思っていたのですが、触った手の跡が気になったので、マスキングテープで適当なつまみ的なものを付けてあります。
これ、厚さがほとんどないので、扱いが楽で良いのですが、見た目はアレですので変更予定です。

取っ手交換 その1

後日、いろいろと探して取っ手を交換しました。
左(手前)の内窓のみです。

透明でかつ、小さく貼って剥がせるタイプのもので、100均で見つけました。

セリアの歯ブラシホルダーですが、大きさ的にちょうど良いです。
あと、つまめるので開閉がかなり楽になりました。

取っ手交換 その2

次に、右側(外側)の内窓です。
右側の内窓の取っ手は、マスキングテープのままで見た目が悪かったです。
しばらく使っていると、テープも剥がれ気味になってきて、さらに見た目が悪くなりました。

そこで、次のようなものを見つけたので試してみました。

幅は、5cmに切りました。
カッターナイフで切りました。

1cm幅の両面テープを貼ります。

そのまま、貼り付けて完成です。

ざっと作った割には、目立ちにくくなり良い感じです。
厚さが0.6mmと薄いので、左側の窓を右いっぱい開いても、貼り付け部分との干渉は気になりませんでした。
つまみにくいのはいまいちですが、右の窓はめったに開けることはないのでほとんど不便はないと思います。

今回は、両面テープに、貼って剥がせる両面テープを使って透明度がいまいちで、少し目立ってしまいました。
ここは、透明な両面テープを使うことでより目立たなくできそうです。

中空ポリカ窓の効果

開閉に問題なければ完成です。

ポリカ窓の効果ですが、一番寒い時期でも結露することなく過ごせています。その効果は、外気温や暖房の強さ加湿仕方で結露の状態は変わると思いますが、かなり軽減されているのは間違いなさそうです。
冷気の遮断についても、ポリカ窓を少し開けると、そこから冷たい冷気が入ってくるので、しっかり効果はあるようです。

さいごに

後付けDIYで中空ポリカ窓を取り付けることができました。
悩まされていた結露もなくなり見た目もすっきりできてよかったです。

開閉のための取っ手もそこそこに目立たなくできたので満足しています。

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